iPhone、Android、iPadユーザーの皆様、オハ今晩にちは(*^^*)
アイフォンやスマートフォンの修理専門店スマートクール彦根です。
近年でかなり一つ一つの携帯電話機（スマートフォン）の価格が高騰化しました。
高額の物であれば、1台￥160.000-を軽く超えてくる端末もあります。
中々簡単には買い替え難い時代になりつつあります。
更には、全体的に半導体の不足と言われており、今後さらなる高騰化も予想されます。
以前のように【故障や不具合が生じたら買い替えるしか無い】、と言う【思考から修理を行って再度使用する】と言う
考え方を視野に入れて頂く方が良いかもしれません。
では、今回ご依頼頂いた修理についてご紹介させて頂きます。
今回ご依頼頂いたのは、iPhone7です。
こちらのiPhone7どういった不具合があるのか？
・充電器を挿しても充電しない
・充電の減りが極端に早い
・画面液晶上に薄黒い線が表示されている
と言ったご相談でした。
今回の修理の依頼に関しては、共通する不具合箇所が見当たらず、
ご相談内容の全て、1つ1つにおいて別々の場所が不具合を起こしています。
1つずつiPhone7の状態を確認していきます。
まずは、【充電器を挿しても充電しない】の症状について。
充電器を挿した状態ですが、反応が有りません。
複数回挿し直しましたが、はやり反応がありません。
通電機で通電を確認してみましたが、はやり反応がなく、
iPhoneのドックコネクター部分（充電器差込口から繋がっている部分）に不具合があるようです。
続いては、バッテリーの状態です。
こちらは【充電の減りが早い】に対しての確認です。
【設定】→【バッテリー】→【バッテリーの状態】より簡易診断が行なえます。
※ 一部iOSによっては確認不可。iPadの場合も確認不可。
『バッテリーに関する重要なメッセージ』が表示されています。
通常は、このようなメッセージは表示されていません。
また、このメッセージが表示されるのは、かなりバッテリーが劣化している場合のみです。
バッテリー交換適正時期とされている【最大容量】85％時点では、表示されないことがほとんどです。
充電の減りの早さについては、多くの場合がバッテリートラブルです。
最後に【液晶上に薄黒い線が表示される】について。
比較的に暗い系統の色では、あまり目立ちませんが白い画面に切り替えるとよく分かります。
画面上に薄黒い太めの線が3本ほど縦に現れています。
フロントパネル（液晶ガラス）に目立った割れが無いことから強い圧迫により不具合が生じていることが想像されます。
よくあるご質問で、『画面割れてないけど画面があかんの？』と言ったお声を頂きますが、
iPhoneやAndroidスマートフォン、iPad、任天堂Switchなどのポータブルゲーム機も同様に、
液晶ディスプレイが採用されているデバイスは、画面の割れている割れていないに関係なく、
衝撃や圧迫により不具合を起こします。
衝撃により大体の場合がガラス画面も割れてしまうだけであって、割れずして液晶がダメになることは多くあります。
不具合をどの程度、どこの場所が起こしているか確認が出来れば修理作業に入ります。
iPhone7の内部の画像です。
概ね、iPhoneに関してはどの機種も作りは似たものになっています。
iPhone6までの機種は、充電器差込口付近からイヤスピーカー方向に向かって縦開き、
iPhone7~iPhone11シリーズに関しては、音量ボタン付近からスリープボタン方向に横開き、
iPhone12シリーズは、iPhone7やiPhone11などと反対側に横開きとなっています。
ここのフロントパネル開封の時が最も作業の中で丁寧に行うべき部分です。
充電器差込口の反応についての修理。
ドックコネクターと言われる部品の交換にて修理を行います。
ドックコネクターの役割は、
・端末内バッテリーへの送電並びにアクセサリー類の伝達
・音声マイク
・外部イヤホンジャック（iPhone7以前の機種に限る）
大きく分けると上記の機能を果たしています。
ドックコネクターに関しては、端末内の最も深い部分の修理になるため取り付けられている部品の
ほとんどを取り外す必要があります。
画像に映っているL字型のものはiPhoneの基盤になります。
データ管理などを行っている最も重要と言える部品です。
サイズ間は、思いの外小さいと思われる方が多いです。
不具合部品の
・バッテリー
・ドックコネクター
を取り外し新しいものに交換したらフロントパネルを最後に取り付けます。
フロントパネルを取り付ける前に防水パッキンも新しいものを差し込みます。
防水パッキンも使用期間と共に劣化し防水効果が低下していきます。
更に劣化した防水パッキンの状態で修理を行うと防水のゴムが切れてしまい、
防水機能はほとんど無くなってしまいます。
残念ながら防水パッキンの機能低下は、修理において避けることは出来ない為、必ず新しい物を差し込む必要があります。
サブ機として使用していて、野外で使用しない方は防水パッキンを入れない方もおられます。
ご依頼より約2時間後、修理が完了したiPhone7をお渡し出来ました。
バッテリー交換やフロントパネル（画面割れ）修理だと40分ほどでお渡しが可能ですが、
今回は、最深部分となるドックコネクターを交換させて頂きましたので少々長めのお時間を頂きました。
iPhoneの修理の他にも、iPadの修理やAndroidスマートフォンの修理も承っております。
※ Androidデバイスに関しては、一部対応不可の機種有り
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