iPhone、iPad、Android修理専門店スマートクール彦根店です。
この季節に多い水没してしまった端末修理に関してのご紹介です。
今の時期だと梅雨による大雨などでiPhoneが水没してしまうことが多いです。
では、比較的に良い天気が続く梅雨明けの真夏はどうなのか？と言うと実は夏も水没修理依頼の件数は多いんです。
暑い時期になると海水浴やプールなど泳ぎに行きたくなりますよね？
その際に、出掛けた想い出として撮影をされる方は多いと思いますが、その時に水に落としてしまう方は多いんです。
よくあるのが、
『プールに入ってるところを撮影しようとしたら手から滑り落ちた』
『ポケットにiPhoneを入れていること忘れて泳いでしまった』
『iPhoneを操作されている時に水をかけられてしまった』
と言ったことが多いです。
季節を問わず一番多いのが最近では、お風呂場となっています。
iPhoneは最新機種であったとしても完全防水ではありません。
簡単に水分は侵入していきます。
よく完全防水だと勘違いをしているユーザーは多いですが、
あくまでも従来の防水性よりも向上しているだけです。
今回のご依頼主様もお風呂に入っている時に、湯船に落としてしまったようです。
実際に内部を見てみましたが、水没より5日経過しているとのことでしたが、
まだ多くの水分が内部に取り残されています。
フロントパネル側（タッチ画面）とリアパネル（基板側）の両方に水没マーカーの変色を確認出来ました。
完全に水没してしまっています。
どこまで機能するのか調査した結果、
・リアカメラ
・バッテリー
・フロントパネル
・フェイスID
・フロントカメラ
・基盤内に水分の侵入
数多くの不具合箇所が検出されました。
フロントカメラについては、まだ何とか使用出来そうな為水没処理のみ行い様子を見ることにしました。
どの機種でも同じことが言えますが、
原則的に一度壊れてしまった【タッチID】や【フェイスID】に関しては、
セキュリティー面の都合もあり、修復することが出来ません。
水没処理完了後に、新しい部品を次々と組み上げていきます。
しっかりと防水パッキンも交換します。
今回は複数箇所の修理をご依頼頂きましたので防水パッキンに関しては、
サービスで行わさせて頂きました。
確かにiPhone6sの時に比べると、iPhoneXはとても防水機能が向上していますが、
まだまだ完全防水には、程遠いのでしっかりと防水パッキンを入れて頂くことをオススメします。
交換修理後に起動確認を行いました。
しっかりと起動及び稼働を確認出来ました。
今回新たに取り付けさせて頂いた部品達を並べてみました。
左から、
・強化保護ガラスフィルム
・端末本体
・リア2連カメラ
・リチウムイオンバッテリー
・フロントパネル
かなりの部品を取り替えさせて頂きました。
作業に頂いた時間は、水没処理に少々時間がかかるため少し長めの約3時間頂きました。
水没復旧修理後に必ず行って頂きたいのが、【データのバックアップ取得】です。
一度水没してしまった端末は、復旧できても以前よりはとても弱っている状態です。
ちょっとしたことでも壊れてしまうことも少ないですがありますので、
もしも再度、何らかの不具合が起こってしまった場合に備えて、必ずバックアップを取っておいて頂く方が良いです。
不具合が起こってしまった後に、基盤から直接データを抜き取ることも可能ですが、
作業費用は、かなり高額になってします。
事前に準備をして頂くことでいざという時に救われます。
水没してしまった端末に関しては、もちろん全ての端末を修復出来る訳ではありません。
特に、海水や洗剤の入った水分によって水没した端末は、純粋な水の水没よりも修復率は低くなります。
しかし、水没端末ご依頼の全体の7割以上のご依頼は、復旧が出来ているので修復を試してみる価値は充分にあります。
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